Fascination [Clear Red Vinyl] (LP)

オーストラリアのダーク・シンセ・アート・マスターが戻ってきた！

2019年後半にリリースされた最新シングルLast In The Club以来、マーク・ドワイヤーのソロ・プロジェクトBuzz Kullの活動は水面下であったが、当時から彼が何かを企んでいることは分かっていた。

そこには、『Into The Void』、『Avoiding The Light』、『New Kind Of Cross』といったBuzz Kullの過去のヒット曲と、この10曲の新曲を結びつける繋がりがある。

『Fascination』や『Dead Inside』のようなトラックからは90年代のフロント242やフロント・ライン・アセンブリーのエコーが、『Dancing with Machines』や『Man on the Beat』のようなグルーヴからはブリティッシュ・シンセポップのダークサイドと戯れる初期のボディ・ミュージックの要素が、『Do You See』や『Burn it to the Ground』からは80年代後半のベルギーのニュー・ビート・セラー的なヴァイブスが立ち上る。

しかし、Buzz Kullの3枚目のフルレングスは、私たちが知っている音楽のサブジャンルについてだけでなく、暗闇の中でだけ生き返り、小さな時間を通してあなたを駆り立てて、あなたを疲れさせると同時に満たさせる感覚についても語っている。クラブという逆さまの世界への欲望は治らない。

1. Rise From Your Grave
2. Do You See
3. Last In The Club
4. Man On The Beat
5. Beyond The Ceiling
6. Fascination
7. Dead Inside
8. Dancing With Machines
9. Burn It To The Ground
10. Heaven Will Find Me