Blending (限定Clear Vinyl)

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ロンドン発、期待の新星ポストパンク・バンドHigh Visによる2ndニューアルバムがリリース。UKポストパンク/ブリットポップ・サウンドをハードコアパンクのスタイルで確立させ、自分たちが演奏すべきもの、すべきでないものという概念に決して囚われることがないことを示唆する音の冒険心を宿らせた現行音楽シーン要注目のロック・バンドが登場。

ジャンルのルールや規制といった感覚に決して縛られるつもりはないことを示し、Joy Division、Bauhaus、Crisis、The Cure、Gang Of Fourの痕跡を産み出した2019年のデビューアルバムからより一層ファインダーを広げ、オープニング曲のアンセミックな広がりから、アルバムタイトル曲のサイケデリックな渦、ブリットポップを彷彿とさせるメロディックなジャングルなどジャンルレスなサウンドを展開。バンドのルーツであるハードコア・パンクとサウンドは異なるものの、ハードコアの精神性を核としたアプローチを見せたエネルギーに満ち溢れた作品。

サブカルチャーのジャンル間のスタイル記号が曖昧になり、ある人が自分の美的殻が示唆するものに夢中になっていると決めつけることができなくなってきた中でポストパンクというジャンルに固執した今作は、いかにポストパンクというジャンルが緩やかで多様であるかということを証明した傑作。

貧困、階級闘争、日常生活における挑戦についてイギリス中の下層階級や見捨てられたコミュニティを取り上げ、そのような社会的意識を失うことなく自分自身と自身の心象風景を見つめ直し、脆弱性と協調性の中にある強さと希望をパンキッシュなボーカルで訴えています。

High Vis (ハイ・ヴィス)

2016年、イギリスのハードコアパンクシーンで活躍していたメンバーにより結成。ハードコアの激しさと情熱は火を噴かせながら、あらゆるジャンルやシーンのパラメータを超えてその強烈なポスト・パンクにインスパイアされたテクスチャーとムードを見せたデビューアルバムを2019年に発表。翌年の2020年には、バンドの落ち着きのない創造的な手口をさらに証明するようなシンセサイザー主体のEP『Society Exists』をリリース。2022年の最新アルバム『Blending』では、貧困、階級闘争、日常生活における挑戦についてイギリス中の下層階級や見捨てられたコミュニティを取り上げ、そのような社会的意識を失うことなく自分自身と自身の心象風景を見つめ直し、脆弱性と協調性の中にある強さと希望を訴えるパンキッシュなボーカルが特徴。